帰省費用とそれに対する考え方

僕は就職の際に上京し、それからずっと都内に住んでいてもう10年近くなる。

僕の地元に帰省するには飛行機を使わなければならず、お盆や正月はハイシーズン料金となるため、片道2万5千円程度、妻と2人で計10万円ほどになる。

※もちろん妻の実家にも同じ頻度で帰省している。

空港までのバス代や、着いてからの交通費を入れるともっとかかることになるだろう。LCCを使う手もあるが、それでも2万円程度はかかる上、成田空港まで行かなければならないのは大変だ。

先日両親と話していたところ、帰省費用の話になり、「そんなにかかるんだねえ・・・、申し訳ないねえ・・・。」と言われた。

よく考えてみると、年に2〜3回帰省するとして、いま親の年齢は約60歳なので、平均寿命まで生きるとして86歳、あと26年だ。

そう考えるともう両親に会える回数は50〜75回くらいなのだと思うと、悲しいとも違う、なんだかせつない気持ちになってしまう。

そしてそんな中、両親に費用のことを考えさせてしまい、申し訳なかったと思う。

 

お金の話を出すというのはたいていの場合、失礼になることに気をつけたい。

例えば、飲み会に行かない理由にお金がないことを挙げる人がいる。

サラリーマンの平均的な手取り金額であればおそらく数千円程度を出せないことはないのだから、つまりは君たちと飲むのに数千円の価値はない、と宣言しているように聞こえるのは僕だけだろうか。

※僕個人として、飲みニケーションを重視しているとか、そういう話をしているわけではない。僕自身は飲み会に対してドライな方だし、あくまでたとえ話だ。

※飲み会を重視する日本の企業文化において、そういう断り方をする人は少し考えが足らないのかなと思う。僕も行きたくないときはあるがそういう断り方はしない。

 

自戒も込めてだが、○○に○○円かかることに対して値段が高い安いと述べること(特にそれが対人関係に関することである場合)は他人を傷つけたり、不愉快な思いをさせることにつながりかねないと意識しておくべきだと思う。